神戸市西区の不動産情報

兵庫県神戸市西区の地域情報と概要・交通アクセスについて

神戸市西区は市内の全9区の中で一番新しい区で、神戸市内の西端にあることから「西神（せいしん）」と呼ばれる新興住宅地エリアです。六甲山地の西側にあたり大部分はなだらかな丘陵地帯で、瀬戸内海の海岸線が見える場所が多く、景色に恵まれたエリアです。以前は田園地帯が広がっていましたが、その環境の良さから神戸市中心部のベッドタウンとして開発され、現在では神戸市内で人口が最も多い区にまで発展しました（神戸市「住民基本台帳に基づく人口」より）。区の西部と北部には現在も農地が多く残り、のどかな田園風景が見られる場所もあります。東部は「西神ニュータウン」として新興住宅地が広がり、広大な土地を利用して産業も盛んに誘致されました。また、研究学園都市として多くの大学（神戸学院大学や神戸芸術工科大学など）や教育施設も新設され、学びの場も数多く提供されています。神戸と明石を結ぶ第二神明道路が通っているほか、山陽自動車道と神戸淡路鳴門自動車道の入口である神戸西ICがあり、阪神高速7号北神戸線や国道2号をはじめとする主要幹線道路も多く、車でのアクセスも良いところです。バス路線もたくさん設けられており、西神中央駅を主な拠点として住宅地を通過し、近隣の主要駅や学校、病院などに通う住民の足として利用されています。

沿線情報について

交通手段として以前からあった神戸電鉄粟生線のほか、ニュータウンの足として神戸市営西神・山手線が新設されました。この神戸市営西神・山手線の終始発駅である西神中央駅がこのエリアの中心地で、区役所などの区の公共機関が集まり、ホテルや百貨店のほか、100店舗以上の専門店を持つ大型ショッピングセンターなどの商業施設も駅前に集中し、ショッピングエリアとして一大繁華街となっています。駅の南側には西神中央公園があり、市街地でありながら広大な敷地に緑が整備され、春には桜祭りも行われます。駅の周囲には高層住宅が多く、駅から離れるにしたがって一戸建ての住宅が増えていきます。市内9区の中でJRの駅がない唯一の区ですが、隣接する明石市にあるJR山陽本線の明石駅や西明石駅などを利用する人が多いため、バス路線はJR明石駅と地下鉄西神中央駅を主な拠点としています。

街の自慢について

周辺は丘陵を利用したゴルフコースが数多くあるため、近隣から多くの人が訪れます。ゴルフ場群の南側、学園都市駅から真北へ約2kmのあたりには天然ラジウム温泉の湯～モアリゾート太山寺なでしこの湯があります。三ノ宮駅から車で約25分の距離で、山間部の風情ある温泉でちょっとした旅行気分を味わうことができます。西神中央駅から北東約3kmの小高い丘の上には神戸ワイナリーがあり、広大な敷地の農業公園内のブドウ畑を見渡しながら美味しい国産ワインと一緒にバーベキューを楽しむことができます。丘陵地帯には果実園が多く、西部と北部ではブドウ狩りをはじめ、ナシ狩りやイチゴ狩りのほか、サツマイモ掘りなどの観光農業も盛んに行われています。地元サッカーチームのヴィッセル神戸のトレーニンググラウンドがある「いぶきの森」公園内には、無料で予約なしでも使用できるデイキャンプ場があります。このように豊かな自然を利用した公園や施設がたくさんあるので、空気がおいしい広い空の下でのびのびと休日を楽しむことができます。

子育て環境について

西神ニュータウン内にお菓子メーカーのグリコの工場「グリコピア神戸」があり、無料でポッキーやプリッツの工場見学ができるようになっています。グリコのおもちゃの展示コーナーなどもあり、子どもも大人も楽しめるでしょう。自然の豊富な西区は子育てにも最適な環境で、エリアのあちらこちらに自然がそのまま残っているほか、ニュータウン内には大小さまざまな公園がたくさん整備されており、遊具なども設置されています。行政の子育て支援としては、0歳から中学生までの児童手当やこども医療費、出産育児一時金の助成を行っています。また休みの日でも救急外来が受けられる小児科休日急病診療所があるため、急病時でもケアをしてくれる体制が整えられており安心です。